今年10月11日に退団することを発表した望海風斗さんが、18日午前に退団会見に臨みました。
やはりトップになると同時に卒業も意識しなければならない世界なんですね。
望海風斗さんに限らずトップスターが退団するのはいつの時代も起こり得ること。
今回はそんなトップスターの退団にまつわる話をまとめてみました!
そのタイトルも「トップスターの退団からみる宝塚歌劇の魅力」です!
当記事は他のどのサイトよりも内容重視で、ステキな情報をお届けします!
Contents
トップスターの退団会見から見る宝塚歌劇の魅力
本日の望海風斗さん、真彩希帆さんの退団会見をみてSNSでは多くの激励・感謝の投稿であふれています!
真彩さん『ご一緒したら迷惑ですか』と聞き、望海さんは『私もそれが本望です』と答えたというくだり、ベルも号泣…。あえて、だいもんさんと呼ばせてください、ステキな笑顔です
雪組真彩希帆「一緒に終われる」望海風斗と同時退団 https://t.co/yEFxNZRuAM @nikkansportsさんから pic.twitter.com/0BlLWfln9g
— ベルちゃん@ニッカン宝塚 (@nstakarazuka) February 18, 2020
きいちゃんの退団会見の記事を読んで大号泣。
良かったね、本当に良かった…
これが、これこそが真彩希帆さんなんだね。
あー涙が止まらない。
素晴らしくてなんだか幸せで、でもやっぱり寂しいな。— うに (@uni_ni_ni_ni) February 18, 2020
だいきほ・雪組ファンの皆さまへ。
明日海さんで経験した者として🙇🏻♀️とにかく後悔しないよう
・通えるだけ通う
・泣けるだけ泣き、拍手を送る
・寂しい気持ちは素直に出す
・退団グッズ情報を追う
⚠️とにかく今は貯蓄最終的には同じファンの方と強い絆が生まれ、ご贔屓への感謝の気持ちで溢れます🥺
— しずく〜このひと時よ、永遠に〜 (@miri_hana_asumi) February 17, 2020
トップスターの退団会見で感じたこと
まずは、今回の退団のポイントをまとめました。
- 2020年を一つの区切りと思った。
- 16日の稽古後に組子に退団を伝えた。
- 伝えるまでに退団ブルーになり、数日辛かった。
- 宝塚は人生のすべてだった。
- 結婚の予定はない。
2020年を区切りにしていたというこのコメントがじーーんときました。
昨年5月の「壬生義士伝」の宝塚大劇場公演の稽古中に「組の仲間のキラキラした姿に尊さを感じて、心が震えた。涙がツーッと出た。そういうことなのかなと思った」と、後進に道を譲る決意を固めたという。
「組の仲間が舞台に立っている姿を見たときに、ものすごく皆が舞台に息づいている姿を見て、すごく心が震えた。すごく尊いものを見ているなという。涙がツーって出てきた瞬間があったんですよ。ものすごく幸せな気持ち、なんとも言えない瞬間がありまして」
トップが退団する姿を見ると思うことがあります。
辞めるって一体どういうプロセスで辞めるのか?
宝塚ファン界隈では退団を意識した作品「壬生義士伝」が19年5~9月だったので、公演終了後に退団の意向を伝えたのか?とも言われています!
と、今回はいつ辞めるかといった玄人ファンの読み、ではなく、、、
トップの人が歩む辞めるプロセスって何だろう??ってのが今回のテーマです!
S太が理系出身のためか、退団というキーワードを分析したくなったのが今回の記事のきっかけです。
トップスターの退団のプロセスについて
さて話を進めましょう!
先にも述べたように、
入団する限りは退団は必ず訪れます。
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望海風斗さんのコメントを踏まえて、トップスターの退団のプロセスについて今回はまとめていきます!
この記事の考えた方を見て頂ければ、望海さん主演の作品に限らず各組のトップスターの見方が変わると思います。
見方が変われば観劇の仕方も変わりますし参考となれば幸いです。
まずは、トップ就任から退団までの期間を三段階に分けるとこんなイメージでしょうか?
- トップ出発期(初期、自覚期)
- トップ成長期(中期、発展期)
- トップ成熟期(後期、完成期)
詳しく見ていくと、、、
出発期とは、トップ就任後間もなくは2番手からの移行期間。
トップ就任後の第1、2作目の時期はトップ出発期です。
組子のみんなに支えられながら組をまとめる、良きお兄貴的な位置。
該当作品:『琥珀色の雨にぬれて』、『ひかりふる路(みち)〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜』、『SUPER VOYAGER!-希望の海へ-』などの初期作品
雪組全国ツアー 琥珀色の雨にぬれて DramaticS!初日おめでとうございます!そして望海風斗さん、真彩希帆さんトップ就任おめでとうございます💗
花組で出会った2人が雪組、星組へと組替えし雪組で再会。
こんな運命なことありますか😳
ずっと応援してます! pic.twitter.com/R0FVuM1W3X— あやな (@asamichan95) August 25, 2017
成長期とはトップとして自覚が十分整い、舞台では先頭に立って皆を引っ張る時期。
第1作目よりも第3作目あたりで『安定感出てきたなぁ』とトップらしさが目立つ時期です。
仕事盛りの脂の乗り出した若い父親的な位置。
該当作品:『凱旋門-エリッヒ・マリア・レマルクの小説による-』、『ファントム』
#nowplaying: Home〈私の夢が叶う場所〉 Phantom’s Monologue〈ファントムの独白〉/雪組/ファントム/2018年/2018.12.06(木)宝塚大劇場
ファントム:望海風斗
クリスティーヌ・ダーエ:真彩希帆ガチのミュージカル・ヲタですが、何か? pic.twitter.com/jzjj8s9MpO
— ひろっぴぃ~ (@derHiropPie) October 6, 2019
最後の成熟期は、自身の後姿をみせ後輩を育成する時期。
後が育ち微笑ましい、安定感のある大黒柱の父親的な位置。
該当作品:『壬生義士伝』以降の作品
雪組千秋楽ライビュ行けなかったので、就寝前に壬生義士伝MRをBlu-rayで試聴。望海風斗という人は、ヅカヲタなんだけど、ご本人がこんなにも沢山の中毒ヅカヲタを生み出してことをお分かりなのだろうか?と思いつつリピート😍☺️想いは全ツに馳せる
#雪組#望海風斗 pic.twitter.com/yfJKO8dZUY— sala724 (@uzusalaboya724) September 1, 2019
望海さんのコメントからも思い入れのある作品が分かります。
「ファントム」(18年)で歌声が絶賛される2人。「歌の事を評価していただくことが多かったですが、それに甘えないように、もっともっと深いものを作っていけるとように、と。真彩とは手をつないで歩くというより、戦いながら走っていく感覚。すごい力を発揮してくれた。ありがとう。幸せだったと伝えたい」と感謝した。
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トップのコンビお互いが高め合う姿を下級生に見せている時こそ、初々しい輝きを放つ時期ですね!
成熟期は自身が描くトップ像の集大成で、観客を魅了できる歌唱力や舞台力が成熟しているまさに今の望海さんの境地!
退団公演までもっと磨きを入れてくることでしょう!
トップスターの退団の美学について
トップスターを辞めるタイミングというものは必然にいつしか訪れるものかもしれません。
小川友次理事長のコメントです。
「『ドン・ジュアン』(2016年)を見た時に、すごくなるなという予感があり、トップになってからは三拍子に望海の人柄が加わり、作品に重厚性を持たせてくれた。歌唱力、コンビの面では私が知っている限りでは平成、令和を代表するトップスター」と最大限の評価。
と語っており、それに対して、、、、以下の通りに明かしました。
「『ドン・ジュアン』は大きかった。やりきったという思いで、これで退団しても悔いはないと思ったくらい」と転機の作品だったことを明かした。
本気で役に向かっていたからこそ『いつでもやめる覚悟をしていた』と分かります。
『人生とは選択の連続』
続ける勇気もあれば、辞める勇気もあるということ。
自身がトップであり続けると、下級生がトップになれないことも一番知っているのは望海さんですね。
与えられるチャンスをものにしてきた望海さん。
チャンスを与える立場に来たということですね。
引き際もカッコよく去っていく望海さんらしい会見内容だったと思います!
望海風斗さんと真彩希帆さん。
最高のトップコンビ。時々、面白い。格好いいのに可愛い。お二人とも。
宝塚の舞台に立たれる最後の日まで、この目にこの心に焼きつけます。 pic.twitter.com/xIVeDg3zFx— AYAKOKIA (@sakurakoomatsu) February 17, 2020
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雪組トップスター望海風斗の退団までしっかり応援しましょう!
望海風斗さんの退団会見から一夜明けましたが、本当に信じられない感覚があります。
同期の明日海りおさんが退団した去年から、ことしは望海風斗さんの活躍を期待していたファンが多かったと思います!
しかし、残りの期間が決まっているからこそ最後の最後まで輝かしく咲く、勇姿を見届けたいと思います!
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