東京宝塚劇場にてムラ(宝塚大劇場)以来の『A Fairy Tale-青い薔薇の精- /シャルム』をついに観劇してきました~!
そこで、今回は宝塚記事でお馴染みのS子が東京宝塚劇場の『シャルム』の感想を書きました!
花組トップスターの明日海りおさんに会えるのも、残すところ後わずかとなりました、、、。
名残惜しくもあり、新たな花組を期待したい気持ちもあり、そんな寂しいような嬉しいような気持ちを抱いているファンも多いのではないでしょうか?
11月24日に現花組トップ明日海りおさんがついに宝塚歌劇団を退団してしまいます!そこで、S子が宝塚の中でも一番注目している花組でそのトップの明日海りおさんを応援しないわけにはいきません!
宝塚大劇場・東京劇場を計3回目(全4回観に行く予定)の観劇です。なんど観ても感激しましたよ!
当記事は他のどのサイトよりも内容重視で、ステキな情報をお届けします!
Contents
明日海りおの響く歌声に感激、シャルムスタート
当記事は前回の『A Fairy Tale-青い薔薇の精-』の対をなす『シャルム』についてまとめたいと思います!ネタばれする点もありますが、実際に観劇した方や今後DVD・ブルーレイでじっくり観た方など、ご自身の感想と比較して頂ければ嬉しいです!
それでは、行きましょう!!
シャルム主演の明日海りおも見納め!東京宝塚劇場の幕開け!
シャルムの流れに沿って観劇感想をまとめました!
この投稿をInstagramで見る
まずは簡単な流れからみていきましょう!
フランス語で、魅力、色香、魔法、呪文などを表す言葉”シャルム”。花と光の都パリに眠る、妖しくも人の心を惹きつける地下都市を舞台に繰り広げられるレビューロマン。作品毎に様々な姿に変容し圧倒的な魅力を放ち続ける明日海りおを中心とした個性豊かな花組が、気品溢れる華やかさ、官能的な美しさ、暗闇から光を目指す希望などを舞台に織り成します。
Introduction パリ午前零時
少女に誘われて、若者たちが恐る恐るマンホールの中に足を踏み入れるシーンです!
若者たちが真夜中で踊っていると、突然マンホールの蓋が開いて、可愛らしい少女『フルフル=華優希』が現れます。花組の次世代を担う、カタフィル(役名)達、『優波慧(ゆうなみけい)』、『絢城ひか理(あやきひかり)』、『飛龍つかさ(ひりゅうつかさ)』、『保純まひろ(ほずみまひろ)』、『聖乃あすか(せいのあすか)』『一ノ瀬航季(いちのせこうき)』をマンホールの穴へ『ほら、おいでよ♫』と、とにかくめちゃくちゃ可愛い笑顔で誘い込みます。
カタフィル達のお歌のシーン
あすかちゃんの『いえ~い』のところに注目!
宝塚大劇場の時より、東京公演の方がしっくりきました。
というのも、
明日海さんに教えてもらってこのフレーズをカッコつけて発していたという聖乃あすかさん。
東京公演では、カッコつけていない聖乃あすかさん自身の『いえ~い』の方がお似合いでした!(細かすぎる観察ですみません、、、)
Prologue 孔雀一夜
地底に広がるグランパレ。光も届かぬ世界だからこそ、光はより輝き、人々を魅了する。朱雀の羽の向こうに広がるもう一つの夜ー豪華な地底の夜は更けていく。
そして、、、始まります!
地下都市に迷い込むと、、、
前半にある芝居(青い薔薇の精)とは対照的な、妖艶なこの始まり方が大好きです!
今か今か、、来るよ、来るよ、明日海りおがくるよーー!っとテンションがぶち上がります!!!
そして劇場いっぱいに明日海りおさんの歌声が響く。
この投稿をInstagramで見る
『あぁ…この人の声を聞くために今日ここに来てるんだS子』…と陶酔してしまいます。
黒い手羽を持った組子を従えた『ブラックみりお』のお姿は“明日海りおと今の花組の集大成”‼︎
そして次から次へと、今の花組のスター達が歌いながら銀橋を渡ります!!拍手が鳴り止まない!!
こんな拍手が鳴りやまない組がほかにあるでしょうか!!!???
Cabaret Souterraine 地底の歓び
光が届かない地底で社、地上で見えないものが見えてくる、、、シャルムは、不思議な地底の奥深くへと人々を誘う!
S子の一番好きなシーンでした!
カタフィル達が怪しげなキャバレーにたどり着きます。そこには『瀬戸かずや』や『城妃美伶(しろきみれい)』がセンターで踊り、後ろに可愛いダンサー達を従えて、楽しい大人の世界へカタフィル達を誘うシーンが印象的でした。
タコ足スカートをヒラヒラさせて、踊る娘役さん達は皆んな超セクシー!特に今回で退団してしまう『城妃美伶』の可愛さたるや、言葉になりません!!
踊りもセクシー、かっこいい、可愛い、側転しちゃう、もうあっぱれ!これずっと観ていた~~~~い!
お金が払えないカタフィル達は、充分遊んだ後一目散に逃げちゃいます、笑(無銭飲食なぬ、無銭遊び)
『お金無い!』の一言は、毎回『優波慧』のアドリブが混じっているようですね!そこも特に面白いシーンです!
Nuit Jungle 美しき男
どこからともなく水の滴る音が聞こえてくる、地底に広がるジャングルが舞台。次第に男たちの姿か浮かび上がり、やがて総踊り発展。その中心にいる美しき男シャルムー。
明日海りおを筆頭に、柚香光をはじめとする男役達のスーツでの群舞が始まります。
キレイです。本当にキレイに揃っています。
組子の熱意と敬意を一身に受け、それを糧とし更なる上を目指し続けるトップスター明日海りお。これは痺れます!涙も出ます!
この投稿をInstagramで見る
柚香光との二人で踊るシーンがトップの世代交代を映し出し、印象的なシーンとなってます!このシーンを観るだけでも来た甲斐がありました!
A soirée 地底の舞踏会
午前三時、フルフルの歌に乗せて、色とりどりのガイコツが踊り出す場面です!
白色と金色で舞台がパァっと明るくなります!まるでお城の中の様豪華な舞踏会のよう!
花組王子様と花組お姫様がワルツを踊ります!
中世の舞踏会を見ている様に二人の踊りに吸い込まれそうになります!!
城妃美伶の高音は、『あんな高い声よく出るな~』と毎回感心しちゃいます。
明日海りおさんに抱かれる華優希さんがとても可愛く、観ているだけで癒されました!!
この投稿をInstagramで見る
Resistance 地底の恋人
柚香光と華優希のレジスタンスのシーン。
宝塚大劇場で最前列の上手(右側)で見たとき、手の届く距離に柚香光さんが倒れ込んで歌っていました(照)
近すぎて、まぶしくて直視できませんでした!!笑
柚香光さんが銃を持って戦っている後ろで、華優希さんがチョロチョロ近寄ってくるんです!(恋人役の為、柚香光さんを探している)
やっと柚香光さんを見つけた華優希さんが、、、
だめ!来たら危ないから!って思っていると…づきゅーーん、バン!
流れ弾を受けて、帰らぬ人に????
まさに、『あ”ーーーーーーー』っとなるシーンです!!
Espoir 明日へ
エスポワールは、撃たれたフルフルの魂をシャルムの元へと送り届ける。フルフルを硬く抱きしめるシャルム。すると、、、奇跡が起こります!!
この後、天からの使いなのか?(役名はエスポワール:希望)『水美舞斗(みなみまいと)』が華優希を蘇生。ダンスが得意な水美舞斗さんの見せ場です。
同期のレイちゃんとはまた違う踊り方をする水美舞斗さんが、盛り立てます!まさにダンスの『花組』です!
この投稿をInstagramで見る
このシーンは”セニョールグルゼイロ”、(2018年、水美舞斗さんの主演の演目)の時と同じ振付の先生だったらしく、柔らかみのある水美舞斗さんらしさが出ている魂のこもったダンスでした!
La Mer 光
シャルムはフルフルの魂を蘇らせます!遥かな海にもう一度帰えろう!夜より深い闇に包まれた地底から光を目指し、人々は希望を胸に歌い踊ります!
明日海りおさんの肩で眠るように目を閉じたままの華優希さん。
明日海りおさんが『これから頑張るんだよ、華ちゃん』と語りかけるように、華優希さんを正面に向かせ、肩をそっと押す。
華ちゃんはこれから柚香光とコンビを組み、花組を作っていくんだよ。『華ちゃんならできる、自信を持って…』と、そう聞こえるような静かなシーンが実際にあります!
感情移入しないわけにはいきません!周りもすでに泣いています!
現実と比較して感情移入しやすくて、泣けます!!いや、泣きます!
Finale 魅力
大階段に黒燕尾服の紳士たちが居並ぶ中、シャルムが登場!男役の魅力たっぷりのダンスシーンが繰り広げられます!
この投稿をInstagramで見る
お待ちかね
黒燕尾。
宝塚の男役といえば黒燕尾!
とっても泣きました!
振付の先生が一人一人に別々の振りをつけてくださったというのは有名な話ですね。
そこも注目したいんですが、
私が一番ジーンときたシーンは、瀬戸かずや→水美舞斗→柚香光が一人ずつ明日海りおと舞台に立つシーン。
宝塚大劇場の千秋楽では、水美舞斗さんの泣っ面に全国のライビュのお客様がつられて泣いたでしょう、間違いなく!
このシーンは堪えきれませんでした!!
柚香光さんは、お稽古では涙を流さない日はなかったと言ってましたが、宝塚大劇場の千秋楽では涙を流さず凄く立派でした。
それに感動してS子はまた涙が止まらない。そして、もう鼻水も止まりませんでした。ダダ漏れです!
きっと東京の千秋楽もそうでしょう。確定です。
最後の最後ですから、男役明日海りおを見れるのはこれで最後なんですから!
Grand Parade
主演者全員によるグランドパレードです!これがあるから、宝塚に毎回来てしまうS子です。
エトワールは、今回退団する副組長、芽吹幸奈(めぶきゆきな)さん。
きらびやかな衣装で大階段の中央に降り立ち、ピンスポを浴びてショーの主題歌をゆったりとしたテンポで芽吹幸奈さんが歌い上げます。力強い中に透き通るような美声を震わす芽吹幸奈さんの声。
これで娘役の集大成!上級生の娘役さんの卒業って、本当に泣けるんです!
なんていうか、女性の強さを垣間見れます…(男役さんも女性なんですが)笑。
最終パレードを迎えて、これがショーのラストか~っと思うより
これで明日海りおの最後か~と。
寂しいのは勿論なんですけど、宝塚歌劇団の唯一無二の存在を間近で見れる時代に『宝塚を好きでいられて本当に良かったな』ってしみじみ思いました。
もちろん、これからの花組、そして宝塚にも不安がありますが、(絶対的な存在の明日海りおさんが退団するため)新たな時代を期待しています!
新時代幕開けです!
花組と星組、95期が揃ってトップスターですもん!
きっと95期はこの後も続くはず…
そんな新しい宝塚を楽しみにしていこう!と思います!
そして、11月24日の東京千秋楽まで全力で明日海りおを堪能しましょう!
また、明日も『A Fairy Tale-青い薔薇の精- /シャルム』を観に行ってきます!!
明日海りお退団!ライブビューイングを観に行こう!!
いかがでしたでしょうか?11月24日に泣いても笑っても、明日海りおさんは退団してしまいます!
千秋楽には明日海りおの最後の後で、ライブビューイングも予定されています!S子も千秋楽は、映画館にて明日海りおさんの最終美を身届けます!
退団は非常に残念ですが、それも踏まえて新しい宝塚を期待したいですね!
そういった気持ちの方も多いと思います。しばらくは、『明日海りおロス』で沈みモードかもしれませんが、明日海りおさんに次ぐ次期花組トップの柚香光さんを始め、魅力たっぷりの新宝塚歌劇団にも注目したいです!
ぜひライブビューイングもおススメです!